夏の学校

2015年の夏休みは”“”夏の学校”“”に参加していた。
花火
夏っぽい写真として花火の写真を選んだ。夏学中花火はしたが、こんなでかい花火は見てない。

参加した夏の学校は物性若手夏の学校原子核三者若手 夏の学校2015サマースクール数理物理2015である。
簡単に内容と感想をまとめたい。

物性若手夏の学校

人生初の夏の学校は物性の夏学であった。岐阜駅付近の酒屋で日本酒を購入しバスのりばに行った。到着するのが早すぎたせいでこのときはバスには誰もいなかった。そんな感じで始まった夏学であった。

物性の夏学は活気があり、様々な企画が用意されている。例えばGS(グループセミナー)は6人程度の班にわかれて参加者が自分の分野について、完全に分野外の人に話すというものである。全く知らない話を聞けて面白かった。特に非平衡のKPZ普遍性は面白かった。懇親会で飲みつぶれて次の日朝起きられないということがなければ、夏学で最も長い時間を過ごすのは講義だろう。僕は九大の松井卓先生の量子スピン系におけるLieb-Robinson bounds ~厳密統計力学入門~を選んだ。松井さんのSGCの本を持っていて、事前に途中まで読んでいたので、とても聞きやすかった。最後に、トポロジカル量子計算でも出てくるKitaev modelの話が出てきたのには驚き、こういう方向に研究の流れは進んでいくのかなと思ってわくわくもした。集中ゼミでは樽茶先生の「固体中の電子の量子操作と計測」のお話を聞いた。量子操作自体は別の物理系で学んだことがあったが、量子ドット系における話は初めてで、量子ドット特有のポイントもあり面白かった。

人見知りながらにいろいろな人と話すことができたし、食事もおいしかったし、温泉にも入れたしで非常に満足した。来年も参加したい。
夏学の夕食
物性若手夏の学校での食事。おいしかった。


原子核三者若手 夏の学校2015

こちらは原子核・素粒子・高エネルギーの三者の夏学である。


海が近い会場なので海に入ったり、温泉に入ったりして過ごしていた。こちらは圧倒的に講義がメインだった。僕は大西明さんの中性子星の講義から始まり、日高 義将さんの有限温度の場の理論、細道 和夫さんの超弦理論の講義に出た。どの講義もイントロから丁寧に話してくださったので、導入はわかりやすかったが、ちょっと経つと置いてけぼりをくらってしまったのは、僕の実力不足によるものだ。

特にSUSYの話は人生で二回目となるので、知らないことが大量にあった。(そのうち自分で手を動かして勉強したいなあ…)物性の夏学と比較して、全体的に落ち着いている印象を受けた。物性では数すくない女子を男性陣が囲っていたのに、三者では女子n人組みたいになって、誰も囲いにいっていなかった。むしろ、某氏が男1:女4で囲われていたのが印象深い。

こちらも食事は美味しかったし、アワビが食べられたし、非常に良かった。

サマースクール数理物理2015

こちらは他の2つとは異なり、参加者全員で宿泊してやるものではなく、通常の研究会のように講演を聞くものだった。

今回のテーマはホログラフィー原理と量子エンタングルメントで、エンタングルメント・エントロピーを何度も定義していた。Benoit Collinsさんの話は数学的に厳密に面積則を議論するというもので、後半はランダム行列理論も出てきた。一次元くらいでしか面積則の厳密な話はないようで、それって面積なのか?って思ってしまったが、まあ確かにそうだなあ…高柳匡さんの講演を聞くのはかれこれ5回目くらいな気がする。しかし、MERAなど普段はあまり触れない側面についても触れていただき、新しい発見もあった。松枝宏明さんはMPS、PEPS、MERAの話だった。とりわけ、MERAについては知りたかったので非常にありがたかった。最後のcMERAと情報幾何の関わりについてもう少し詳しく聞きたいところだった…中山優さんの講義は二階の常微分方程式の摂動的な解法から、局所くりこみ群を導入して、それのAdS/CFT対応を考えるというものだった。もっとも物理的で僕にはわからない点がいくつかあったが、面白かった。

このサマースクールは東京であったのだが、いろいろな人にお会いした。特にBさん、Cさん、Mさん、Nさん、Sさんありがとうございました。

夏休みの後半戦は学会に向けての準備だ。良い発表が出来るように頑張ろう。

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