映画の感想

最近流行っている映画、興収128億円を超えた『君の名は。』と京アニで『けいおん』や『たまこ』の監督をしていた山田尚子監督の『聲の形』を観た。 最近はアニメ映画が一般人にそれなりに受け入れられるようになってきているのかなと思えるので、時代がオタクに追いついてきたと感じるところもある。 このブログ記事では、最初にネタバレを含まない感想を書いて、あとにネタバレを含む感想を書く。

ネタバレを含まない感想

『君の名は。』は秒速5センチメートルでも有名な新海誠さんの作品である。
音楽は新海誠さんが好きだと言ったRADWIMPSが制作した。
ここで制作した音楽には主題歌の4曲(「前前前世」「スパークル」「夢灯籠」「なんでもないや」)だけではなく、作中のBGMも含まれる。RADWIMPSはこういう曲も作れるのかとBGMを聞いて驚いたので、アルバムの『君の名は。』を購入してしまったほどに、音楽がとても良かった。最近は毎日聴いている。
『君の名は。』の何が一番良かったか?と言われると、僕は音楽と答える。
ストーリーも衝撃的であったが、この点についてはネタバレを含む感想で述べよう。
『聲の形』はさすが京アニクオリティというべき品質の映画で、キャラクターもかわいくてよかった。キャラそれぞれに信条があり、それがぶつかり成長していく様子が(あるいは成長していない点も残っていることが)、面白かった。聴覚障害者のヒロイン西宮硝子に対して、どのように接していくのか、小学生・高校生なりに振る舞っていたのだろう。
ちなみに、『聲の形』でもらったフィルムは石田将也の部屋の誰かの足だけ写っているフィルムだった。顔写っていてほしかったなあ…
以下ではネタバレを含む感想を述べる。
























ネタバレを含む感想

君の名は。
よくある入れ替わりものであったが、実は違う時間での入れ替わりであるということが後々発覚する。
うまいこと伏線が入っており、きれいに回収していく様は見事だった。多分、複数回観たら、実はこれも伏線だったのかと気づくものがたくさんあるだろう。
実は過去の世界では隕石の落下により三葉はすでに死んでいるということが分かる。そして、瀧は彼女を救うために、口噛み酒を飲んで過去にいき、隕石が落下することを三葉に伝え、三葉が町の人達を避難させて救うという話である。
隕石が落下するときや口噛み酒トリップするときの演出がとてもきれいだったのが良かったと思う。一方で、走るシーンが何度も出て来るがどうしても平面的に走ってるように見えてしまったのが、残念だった。また、どうでもいいシーンに時間を割きすぎて、分からない点がいくつかあったが、そのへんは視聴者への演習問題だろう。
タイムトリップものにはパラレルワールドや過去改変などの、世界観がつきものであるが、序盤に多世界解釈という伏線をはっていたので、この物語でも三葉が助かった世界と助からなかった世界があるのだろう。多分…
組紐が出てきたので、結び目理論だ!とか考えてしまった…これはまあ仕方ない。あとで知ったが、三葉結び目って自明ではない最も単純な結び目だそうな(どうでもいい)。
『聲の形』
原作からの省略が多すぎて話が飛んでいると感じた。僕は原作を読んでいないが、原作を読んだ人に聞いたら、疑問に思った点を聞くと、原作では触れられているケースもいくつかあったので、機会があれば原作も読みたい。
この話はヒロイン西宮硝子が主人公石田将也の在籍する小学校に転校するが、聴覚障害のため受け入れられず、いじめられるという話である。特にお調子者だった石田将也がいじめの中心だった。西宮さんこのいじめで補聴器が複数個(多分8個)故障または紛失しており、そのことを母が学校に伝えることでいじめ問題が発覚する。誰がいじめていたのかという犯人探し(いわゆる学校裁判)が行なわれるが、先生が石田将也に全責任を押し付け、クラスのみんなもそれに同調してしまう。その結果、石田将也がいじめられるようになってしまう。
もちろん、補聴器を投げていた石田将也が悪い点はあるが、それ以上にいじめを看過して、学校の問題になった先生の対応が最も悪いのではないだろうか。このストーリーでは、もし学校の先生がうまく対応していれば…というのが一番大きかったように思う。なので、聲の形は文科省がタイアップしているが、教育的に先生の対応が悪い話を持ってくるのはどうなんだろうか…
その後、石田将也は人間不信になり、自殺未遂までしてしまう。それでも物語の最後には「生きるのを手伝ってほしい」と西宮に言い、生きるようになる。エンディングがaikoの「恋をしたのは」で、てっきり石田将也と西宮硝子がくっつく恋愛映画かと思った(が実は原作にかかれている映画の続きではそうならないそうだ…なんでやねん)。多分、原作は石田将也がいじめた罪悪感を背負い続けるためハッピーエンドにしようとしていないが、映画ではややハッピーエンドな感じで終わらせたかったんだろうなあ…
加えて西宮も自殺未遂をするが、彼女は自分がいることでみんなが不幸になると考えた。結果論からもし彼女が転校してこなければ…と考えるとそうなのかもしれないが、心配してくれるひともいるので、やはり自殺はしてはいけないよというメッセージが篭った映画であると感じた。
たまには映画を見るのもよいものである。
ソードアート・オンラインの映画も来年2月らしい。楽しみ。

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