第5回 ぶつりがく徒のつどい

第5回 ぶつりがく徒のつどいに参加した。
第5回ぶつりがく徒のつどい
いつも通り、たくさんの講演と色々な人と話すことが出来て、とても楽しいイベントだった。

タイムテーブル(講演リスト)

講演が長かったり短かったりしたので、予定通りではなかったが、予定されていたタイムスケジュールは下記の通りである。

3 月 25 日 (土)
11:00~11:40 開場
11:40~11:45 挨拶
11:45~12:50 「相対論のお話」
13:00~14:10 「ぶつりとかがくとそのあいだ」
14:25~15:35 「彗星が受ける摂動とエネルギー」
15:45~17:20 「相対論的時空の幾何学」
18:00~20:00 懇親会
3 月 26 日 (日)
11:30~12:00 開場
12:00~13:20 「そうりゅう → らんりゅう」
13:30~14:35 「宇宙はなぜ『暗い』のか?」
14:50~16:00 「弱値概念の基礎」
16:10~17:20 「Re:量子情報から始める異世界生活」
17:30~17:40 閉会宣言

講演の感想

いくつかの講演の感想を書こうと思う。

ぶつりとかがくとそのあいだ

とにかく講演者の方が楽しそうに話していらっしゃるのが印象的だった。大学1回生以来化学に触れていないが、ファント・ホッフとかクメン法とか高校時代の化学の知識がちょっとずつ思い出していくような感じもあって刺激的だった。また、物性物理でもならうような、ハートリーフォック近似が出てきて、基本的な概念は同じだと思った一方で、基底関数という概念など物理と化学で似て非なる用語の使い方をするので、どちら方向にも参入障壁があると感じた。また、うまく計算出来るならそれでいいじゃないという雰囲気を化学に感じてしまったのが個人的には好みじゃなかったが、本質を捉えた計算技術は見事なものだと思う。量子コンピュータが出来たときに、量子化学への応用は真っ先に考えられるし、IBMもそういうことを言っているが、実際どういうふうに量子化学の計算を量子計算機に載せていくのかの研究はされているのか(あるいはどのくらいされているのか)という点が気になったので、また調べてみたい。

そうりゅう → らんりゅう

相変わらずネタがどっかんどっかんとウケていてとってもたーのしー講演だった。ぷりんさんの前回の講演は入門的内容だったが、今回は最先端の内容も交えた発表で興味深い研究が紹介されていた。力学系と流体の関わりは非常に興味深いし、あとで教えてもらったが統計力学の相転移現象とも関わりがあるらしい。僕は量子論が大好きだが、今回のお話は古典論では一番面白いと感じたかもしれない。
ところでこのブログでは🍮 (ぷりんの絵文字)は出せるのだろうか?

宇宙はなぜ『暗い』のか?

東北大の助教の津村 耕司先生の講演。この方は映画「はやぶさ 遥かなる帰還」のエンドロールに出演したり宇宙兄弟の監修協力したり一般向け講演を行なったりとアウトリーチ活動にも力を入れているらしい。そして、この講演タイトルと同名の本を出版されている。講演内容は無限の広さと無限の時間を仮定した宇宙に一様に恒星があるとすると、空は明るいはずだというオルバースのパラドックスから始まって、ビッグバン宇宙論やCMBの話をしていた。天文学はオーダーがあえばいいらしく、物理屋の感覚からすると雑に感じたが、逆にそれだけの大雑把な議論からある程度の知見が得られるというのは面白いポイントなのだと思う。インフレーションにはファインチューニング問題があるが、天文の人はこの問題をどういう風に捉えているのだろうか。(質問すればよかった…)

その他の感想(懇親会など)

懇親会では色々とお話出来たし、衒学先生に教えてもらった組合せ論的幾何(?)について調べてみたいと思った。今回は僕は講演していないが、量子情報の講演があったので、興味を持ってくれた人が一人でもいれば嬉しいし、布教活動をしていきたい。

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